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 さて、上の写真のネジと言うかボルト、
なんだか分かりますか?
実はこのボルト、材質はステンレス・パナジウム鋼、
自分の両足に埋め込まれていた16本、
骨移植手術で8本取り外しで
10本で留め直した計18本のうちの1本のボルト。

 抜去記念と言うかなんと言うか、
埋め込まれていた1本をオペ室の
看護助手の方にお願いして頂いたモノ。

 今から8年前、
厄年もあと2週間で終わりだ♪
考えながらスクーターを運転中、
自分の運転ミスで車と出会い頭に衝突。

 車との衝突の衝撃で左足下腿骨が折れた、
というか「ボキッ」っと音が・・・
衝突後、6mほど吹っ飛ばされて右足から着地、
全体重を支えきれるはずがなく右下腿の開放骨折し、
その際に左足も無意識のうちに着いたらしく、
左足も開放骨折。。。

 事故後、病院到着して分かったことですが、
雨天のためにある程度の厚着をしていたので
開放骨折でも骨が履いていたジャージで保護され、
骨部分が衣服の外表に飛び出さなかったため、
開放骨折の事実は病院まで分からなかったようで。

 実際に開放骨折が分かったのは
病院到着後に処置室での話、
医師曰くジャージのおかげで
骨が飛び出さなかったと言っていた。

 ちなみにこの時の雨天の格好で
ジャージ、ウインドブレーカー、
レインコートを着用していた。

 事故発生直後、腕立て伏せをするように
うつぶせに着地して頭や胸などは強打しなかったが、
両足先がジーンと痺れると同時に
足の痛みで気を失いそうに・・・
自分はうつぶせのまま足が動くかを確認、
とりあえず両足先の指は動くことは確認できた。

 
 とりあえず体育座りの姿勢になり、
よくみると左足が明後日の方向に向いて・・・
プチホラーの気分を。。。

 その時に事故の相手方が
自分に近づいてきたので詫びをいれ、
怪我人がいないかどうかを確認、
どうやら相手方には怪我人はいないよう・・・
ただ、自分は動ける状況ではなかったので
119番要請をお願いし、
じっと救急車の到着を待っていた事を記憶している。

 その間、折れた箇所は少しでも動かすと
焼け火箸を突っ込まれたように
熱い激痛が走り何度も気を失いそうになった。

 その後に救急車が到着、
とある有名な整形外科に搬送されたのですが、
上記の両下腿開放骨折と分かり医師から緊急手術の宣告。
その際にレントゲン写真を見せてもらうと、
初めに右足の写真をみると単純骨折と言う感じで少し安心、
だが、左足の写真を見た時に絶句した。

 脛骨・腓骨とも折れており、
脛骨が3分割、腓骨がことごとく
バラバラになっていた・・・
精神的に大きなショック。。。

 ただ運が良い事に搬送された病院自体がその日、
手術日だったという事もあり、
手術を予定していた人には申し訳なかったが、
緊急OPということで自分が一番手に手術、
準備はスムーズに進んでいた。

 そして手術室に搬送され手術台に移され、
本当にこれが「まな板の上の鯉」という状態、
そして執刀前に医師からこんなことを言われてしまった。

Dr:「状況によっては足の切断の
  可能性もあることは承知してください。」 


と。。。

 のちに医師から教えて頂きましたが、
開放骨折の場合だと、骨の消毒をしないといけないということ、
しかし自分の場合はジャージのおかげで骨が地面に
直接触れることもなかったので
感染症の恐れは少ないであろうとの事であった。

 術後、麻酔から目が醒めるも
何か夢うつつという感じだったが、

慌てながらも恐る恐る両足を触った、
しっかりと両足は付いている・・・

足切断からは回避されたことに自分は医師に感謝した。

 手術も右足にプレートと8本のボルト、
左足に同じくプレートと8本のボルト、 
バラバラの腓骨を串刺ししたように
通したワイヤーで骨が固定されていた。

 だが、本当の悪夢はこれからだと言う事に
自分はまだ気がついていなかったのだが・・・。