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 チョイト先日、
私めの友人と呑んだ際に聞いた話なんですが、
私めの友人、まったく霊感らしい霊感もなく、
今まで幽霊という存在には
まったく縁もゆかりもない人間。

 しかしながら、

某大学の大槻教授

のように霊の存在を真っ向から否定することもなく、
人間的に出来た方だと・・・
そんな友人、ココ最近どうも
不可思議なことが起きていたようで。。。

 その友人、現在は結婚して地元から離れ、
私めも電話では話すものの年に
1回会うかどうかといった具合。

 そんな彼が就寝中のこと、
どこからともなく鈴の音が聞こえ、
徐々に耳元に近づいてくる・・・
何かが彼の顔に擦り寄せたその瞬間に
目が覚めるといったことが立て続けに起きたそうで、
部屋を見渡しても音のなるようなものはなく、
隣に寝る奥さんの寝息位のもの、
初めは本人もまた夢でも見ていたのか?と。

 そんなことが数日おきに1ヶ月ほど続いたせいか、
眠るに眠れぬ状況となり、本人も熟睡を誘うために
いままで自宅でやったことのなかった晩酌をして
寝ていたそうで。。。 

 しかしながら、晩酌して熟睡しているはずなのに
例の鈴の音が耳元に近づき顔に
何かが擦り寄って起こされてしまう、
さすがの彼も不眠症とまではいかぬものの、
それに近い状況に。

 就寝中に聞こえてくる鈴の音色、
本人にとっては気になる存在ではあるも、
何か懐かしさと、
聞き覚えのあるような気がしていたものの、
どうしてもそれが思い出せない、
しかしながらその鈴の音は
数日おきに必ずやって来る・・・
そんな原因が実家に帰って判明したそうで。。。

 小学生だった頃、彼の家には1匹のネコちゃんが・・・
ちなみに私めもそのネコちゃんの事を存じており、
当時にしては珍しく、首輪をつけた飼い猫、
なかなか人懐こいネコというか、
誰にでも愛想を振りまくかのごとく、
私めにも身体を摺り寄せてきた覚えが。。。 

 ある時、忽然と姿を消してしまい、
方々を探し回ったところ、
自宅裏の竹林で変り果てた姿となって見つかり、
庭の片隅にお墓を作り埋葬したそうで。

 そんな彼が久々に実家へ戻った時の事、
何気なく庭の片隅にあるネコちゃんの
お墓に視線がいくと・・・
お墓に何か物が乗っている。

 そのお墓に乗っていた物が気になり、
お墓に近づくと・・・

鈴の付いたボロボロの首輪

がポツンとあったそうで。。。

 ちなみに彼が実家に帰った日、それは・・・

裏の竹林でネコちゃんを発見し、
お墓を作り埋葬した日

だったとか。

 正直、ネコに時間の概念があるのかは
私めも存じませんが、
ネコのお墓にあった鈴付きの首輪、彼曰く、

「間違いなく当時、着けていた首輪に間違いないと
思うんだけど、埋める時にネコから
首輪を外した覚えもないし、
いまさらお墓を掘り返して確認するのも・・・
それにしても、何で今頃になって。。。

もしかするとここ数年、
気にもせず線香もやってなかったし、
淋しかったのかねぇ~?」


 結局、首輪の方はお寺に
納めてしまったとの事でしたが、
私めも飼い猫が死んだ後に
足に擦り寄られる感覚を味わった事があり、
飼っていた動物でもこういった現象を
起こす事もあるんですねぇ~、
それ以来、彼の就寝中に鈴の音が
聞こえる事はなくなったそうで。。。